新たに始動したルクセンブルク国内最大級のテックイベント『Nexus2050』(6/26-27)

ルクセンブルク経済省により選出された日本のスタートアップ企業5社が政府招待ブースに出展しました。

イベント前日には、ルクセンブルク商業会議所ならびに政府のイノベーション促進機関 であるLuxinnovationの共催で、海外からの参加企業向けのプログラムが組まれ、国立ルクセンブルク大学のキャンパスやルクセンブルク市内最大の複合インキュベーション施設を訪問した。訪問プログラムを通じて、ルクセンブルクのスタートアップエコシステムや各種支援プログラムを学び、アクセラレーターや支援機関、経済省やルクスイノベーションなど多くのキーパースンとのネットワーキング機会も複数用意された。また同様に海外展開を目指す韓国やイスラエルから参加しているスタートアップとの情報交換も有益と感じられたのではないか。

NEXUS2050 では、ルクセンブルク経済省に選抜された日本企業以下の5社が、政府提供のスタートアップブースへ出展し、会場内でのピッチコンテストなどへも参加した。

またアプリ上で個別にミーティングの予約を取り、会場内専用スペースにて商談なども行う事が出来る仕組みとなっていた。

  • AC Biode株式会社
  • 株式会社カーボンフライ
  • 株式会社kataru
  • LocationMind株式会社
  • Visual Alpha株式会社

各社についてより詳しく知りたい方は、こちら

今年から新しいオーガナイザーのもと生まれ変わった『Nexus2050』は、出展が1日になったものの、ネットワーキング機会やカンファレンスが増え、イベント前日からルクセンブルク市内にもNexus2050のバナーが立つなど、盛り上がりを見せた。

1日目の公式オープニングには、ルクセンブルクのギヨーム皇太子殿下ならびにデレス経済大臣も登壇された。その後、一行は会場のいくつかのブースを回られ、超高品質CNT(カーボンナノチューブ)の開発・量産化を手掛ける株式会社カーボンフライのブースにも立ち寄られ、熱心に説明を聞かれていたのも印象的であった。

Nexus 2050 の期間中に、ルクセンブルク政府のアクセラレーションプログラム『Fit 4 Start』の卒業セレモニーも開催された。本プログラムは、世界中から選出されたアーリーステージのテックスタートアップ企業のサポートを目的としており、2015年の開始以来35カ国165社以上のスタートアップ企業がコーチングを受け、€12.5 million以上を助成してきている。今年1月から6月まで開催されていた第14回Fit 4 Startには、日本から初めて選出された株式会社Thermalyticaが参加しており、同社は先日ルクセンブルクに新会社を設立することを発表した。1日目のプログラムのハイライトとして、Thermlaytica社含め卒業する約20社がメインステージで成果発表をおこなった。

第15回Fit 4 Startの募集も既に開始されています。詳細はこちらをご覧ください。

ルクセンブルク貿易投資事務所では2012年から、ルクセンブルクのテックイベントへの無料出展やエコシステムや事業環境を実際に知っていただくための周辺プログラムの提供を毎年行っています。

来年も必ずNEXUS2050が開催される見込みですので、参加にご関心ある方はルクセンブルク貿易投資事務所ニュースレターにご登録いただく、あるいはSNSをフォローください。

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