2020年10月7日は、アンリ大公・マリア=テレサ同妃両殿下の即位20周年記念日でした。謹んでお祝い申し上げます。昨年ご逝去されたジャン全大公殿下が35年間の治世を経て譲位の意思を表明したのは1999年の12月24日でした。アンリ皇太子殿下(当時)はすでに1998年から大公名代(Lieutenant Representative)として公務の多くを経験されていましたが、2000年10月7日に大公として即位されました。親日家として有名なアンリ大公殿下は最近では2017年には国賓として、また昨年の即位の礼への参列のために来日されています。また、大公家には他にもおめでたい話題がありました。今年5月にギョーム皇太子殿下とステファニー同妃殿下の間に誕生した長男シャルル王子の洗礼式が9月19日に行われ、その様子が報道されました。すくすく育つ王子の姿に心和んだ人も多かったようです。
秋も深まり、日本国内では観光シーズンの到来とGoToキャンペーン効果で人の動きが活発になってきました。EUでは、7月以降、域内の人の往来を可能にする方向ではありますが、感染症拡大状況は地域ごとに様々に変化していて、コロナウィルス対策に伴う国境管理の方針は加盟国ごとに異なるのが現状です。ヨーロッパ内を移動する際には各国の最新情報を確認しながら慎重に計画を立てなければならないと聞きます。
人口の48%が外国人で、周辺国から通勤する労働者が約20万人にのぼるルクセンブルクでは、EU加盟国からは一貫して渡航を受け入れています。EU域外からの入国に関しては、現在シェンゲン協定加盟国と、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、日本など一部の国からの渡航が可能で、これらの国からの渡航者は入国時のPCR検査結果提出や自己隔離は不要です。ルクセンブルクのフィンデル空港に到着すると、空港内検査所で使えるPCR検査チケットが配られ、希望者は無料で検査が受けられるそうです。
当事務所のYouTubeチャンネルが再始動しました。最新のルクセンブルクプロモーション動画に日本語字幕をつけたものや、当事務所がこれまでに開催したウェビナー録画版、観光情報などをご覧いただけます。是非、訪問くださいますようお願いします。
在日ベルギー・ルクセンブルク商工会議所が毎年開催するガラ・パーティーが、今年は人数を抑え、十分な感染症対策をした上で実施されることになりました。「バック・トゥギャザー」をテーマに11月27日にコンラッド東京で開催されます。ご関心のある方は、商工会議所のウェブサイトで詳細をご確認ください。
今後もどうぞよろしくお願い致します。
ルクセンブルク貿易投資事務所
エグゼクティブ・ディレクター
松野百合子