自然科学分野のノーベル賞受賞者数が示す通り、日本の基礎研究力は世界で高く評価されています。つくば市にある物質・材料研究機構(NIMS)発のベンチャーThermalytica社が、ルクセンブルク経済省が立ち上げたアクセラレーションプログラムFit 4 Startの第14期20社の1つに採択されたことを嬉しく思います。Fit 4 Startは、欧州市場攻略を見据えた丁寧なコーチングと、最大で2000万円を超える助成金を求め、毎回ルクセンブルク国内外から数百社が応募するプログラムですが、日本企業が採択されたのは今回が初めてです。Thermalytica社は、性能と経済性を兼ね備えた革新的な断熱材で、環境とエネルギー問題に貢献することが期待されています。同社が6月のICT SPRINGでピッチコンテストに参加した際にも、同社の技術と製品に興味を持った人々がより詳しい話を聞きにブースを訪問していました。
大阪万博2025のルクセンブルク・パビリオンの準備は順調に進んでおり、10月20日には大阪市から建築許可を受領しました。施工会社の確保と建築許可を受けて、タイプAの独自パビリオンの実現が担保され、今後は展示内容や万博出展をきっかけとした交流促進などの議論が増えていくことと思われます。
金融やIT、宇宙のイメージが強いルクセンブルクですが、鉄鋼産業をはじめとする製造業の伝統があり、現在でもその流れを汲む企業がグローバルに活躍しています。トラクテル社(旧SECALT)は、70年以上にわたりルクセンブルクを拠点に高所作業者の安全を確保する製品・サービスを提供し続けています。11月29日に東京の大使館にてセミナーを開催し、同社のソリューションを日本企業にご紹介することになりました。ご関心のある方は、当事務所までご連絡下さい。
ルクセンブルクの名物料理とクレマンを楽しめる特別なイベントが開催されます。Cave de Re-Lax様主催の『魅惑のルクセンブルク・ディナー会』は、東京・麹町のフランス料理店「セシュエット」にて河野シェフが作るパテ・オ・リースリングと、老舗ワイナリー、ベルナール・マッサールのクレマンを楽しむイベントです。河野シェフは、ルクセンブルクでも修行経験があり、本イベントのために、特別にパテ・オ・リースリングをご用意下さいました。当事務所メンバーで試食させて頂きましたが、ワインの御供にも、クラシカルなフランス料理の前菜としても素晴らしい一品です。11月7日、1日限りの開催ですが、ご興味のある方は、Cave de Re-Laxまでお問合せ下さい。