10月24日に、ミシェル・レーシュ駐日ルクセンブルク大使の信任状捧呈式が執り行われました。大使館と当事務所のスタッフや大阪万博のルクセンブルク館長らで沿道にお見送りに駆け付けましたが、美しい秋晴れの中、東京駅を背景に馬車で皇居に向かう様は感動的でした。レーシュ大使は、本省の国際経済局次長時代に、日欧EPA締結交渉に携わった経験があり、また個人的にも日本文化への関心が高い親日家です。今年8月にはアン・ムース新公使参事官が着任しており、これから新大使、公使と経済プロモーションで力を合わせて行くのが楽しみです。また、大阪万博開幕を半年後に控え、ルクセンブルクから副コミッショナーでパビリオン館長となるダニエル・ザール氏が大阪入りしました。パビリオン建設、開幕後の運営など、これから現地で調整と準備を行っていきます。当事務所のアシスタントの星も10月から大阪に転居し、ザール副コミッショナーとともに万博に向けた準備を始めています。東京の当事務所では、今月から新アシスタントの井上正子が加わりました。大阪万博を機に実施される経済交流事業を担当します。一方、9年間、当事務所で働いていた中丸直哉が10月末をもって退職します。当初はセールス・マーケティング・マネージャーとして、その後、シニア貿易投資アドバイザーとして、日本とルクセンブルクそれぞれの企業様や関係機関間の橋渡しに奔走し、ネットワーク拡大に貢献してくれました。新しい職場でも、持ち前の実直で堅実な仕事ぶりで活躍されることと思います。

大阪万博開催期間中には、ルクセンブルクから複数の経済ミッション来日が予定されています。様々なセクターの企業や研究機関が参加すると思われますが、まずは関西でルクセンブルクを知ってもらうべく、ルクセンブルク経済セミナー「関西xルクセンブルク:ビジネスとイノベーションの新たな展望」を京都、大阪それぞれで開催することにしました。レーシュ大使とザール副コミッショナーが登壇する他、京都では在京都ルクセンブルク大公国名誉領事の島津製作所顧問の服部氏にもご挨拶頂き、ルクセンブルク企業Artec3Dや、日本企業ispaceとダブル・フェザー・パートナーズから双方の市場進出に関する体験談が披露されます。ご興味のある方は、是非お問い合わせください。

日本の資産運用立国への取り組みを発信する「Japan Weeks(ジャパンウィークス)」が9月末から開催され、レーシュ大使がデロイトトーマツ リスクアドバイザリー主催のセミナ、「『資産運用立国』に向けた日本の道程~欧州のアセマネセンターの歩みから学ぶ~」に登壇し、二国間関係における金融セクターの重要性についてお話しました。日本政府が「貯蓄から投資へ」の流れを進める中で、ファンド等資産運用に特化した金融センターであるルクセンブルクと日本の金融センターの関係が強化されています。11月にはジル・ロート財務大臣が来日し、日本の政府機関や主要金融機関などと双方の金融センターの連携強化に向けて話し合いをする予定です。

 

 

 

 

 

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