2025/1/29(水)~1/31(金)に東京ビッグサイトで開催された国際宇宙産業展(ISIEX)に出展しました。
ルクセンブルク貿易投資事務所は、今回初の試みとして、欧州宇宙資源イノベーションセンター(ESRIC: European Space Resources Innovation Centre) と政府系インキュベーション施設: Technoportと共同ブースにて出展しました。
Technoportからは、インキュベーション部門長のオリヴィエ・ゼフィール氏が来日しました。
会場内のブースでは「欧州の宇宙ビジネスハブ」としてのルクセンブルクについてご紹介すると共に、ルクセンブルクに拠点を構える利点やビジネス環境についてもお話させて頂きました。
またESRICが、Technoportと共に開催しているStart-up Support Programmeについても紹介しました。 本プログラムは、宇宙資源利用プロジェクトに特化したアクセラレーションプログラムで、日本からの参加企業を積極的に募集しています。詳しくはリンク先をご確認のうえ、次回募集をお待ちください。
最終日の1月31日(金)には弊事務所の松野とTechnoportインキュベーション部門長 オリヴィエ・ゼフィール氏が講演を行いました。アーカイブにて公開しておりますので、お時間のある際に是非ご覧ください。
なぜルクセンブルクで「宇宙」なのか?
金融産業のイメージが強いルクセンブルクですが、宇宙も主要セクターの一つで、今ではGDPの約2%を占めています。
宇宙界隈では最近ルクセンブルクの名前が浸透してきたように思いますが、実はルクセンブルクの宇宙活動が始まったのは1980年代の半ばです。1985年に当時ヨーロッパで初めての民間の通信衛星会社: SES社の設立され、そこから30年以上の歴史があります。今日SES社は世界最大手の通信衛星会社になりましたが、その他にも国内では80社以上の企業・機関が集い、 欧州の民間宇宙ビジネスのハブになる事を目指しています。
ESRICとTechnoportとは?
欧州宇宙資源イノベーションセンター(ESRIC)は、欧州宇宙機関(ESA)、ルクセンブルク宇宙機関(LSA)とルクセンブルク科学技術研究所(LIST)が2020年に設立した機関です。
宇宙資源分野の研究に加え、官民連携などイノベーション促進を目的とした活動を展開しています。
Technoportは、ルクセンブルク経済省が75%、ルクセンブルク政府系金融機関が25%出資している国有企業で、ディープテック企業向けのインキュベーションです。2つの評価の高いインキュベーションプログラムを提供しており、同インキュベーションには、40程度の企業や機関が入居しています。
https://www.technoport.lu/online/www/function/homepage/ENG/index.html