ルクセンブルクで今年から始動するテックイベント『Nexus2050』

日本のスタートアップ5社がルクセンブルク政府招待で出展!        

AIや宇宙、フィンテック、クリーンテック分野から

ルクセンブルクの新テックイベント『Nexus2050』。「世界のテクノロジーの鼓動」をテーマに、世界各地からスタートアップ企業が集い、前日には現地のエコシステムを学ぶプログラムが提供される。


 

『Nexus2050』は今年から始動する、同国最大規模が見込まれる2日間のテックイベント(6月26・27日開催)。「世界のテクノロジーの鼓動」をテーマに掲げ、初開催となる今年は、AI・サステナビリティ・フィンテック・サイバーセキュリティなどの分野に焦点を当て、ルクセンブルクやグローバル企業がイノベーション技術や事例を紹介する。また会場には約200のスタートアップブースが設置される見込みで、ビジネスマッチングやネットワーキング機会なども提供される。

カンファレンスでは、ドイツのユニコーン企業・ネット銀行として有名なN26の共同創業者マクシミリアン・タエンサール氏やRakuten Europe Bank CEO 大塚年比古氏、ELEVANDI JAPAN株式会社Co-founder & CEOの鬼頭武嗣氏など、200名以上のスピーカーが登壇予定だ。

イベント前日には現地のスタートアップエコシステムを学ぶプログラムもルクセンブルク商業会議所が提供する。

ルクセンブルク経済省では、世界9都市のルクセンブルク貿易投資事務所が推薦するスタートアップの中から最大30社を選出し、無料でスタートアップブースやピッチイベントへの登壇機会を提供する。日本からは、AC Biode株式会社(廃プラ・有機廃棄物解重合触媒、交流電池・回路、吸着剤等を開発)、株式会社カーボンフライ(超高品質CNTの開発・量産化技術開発)、株式会社 kataru(ブロックチェーン技術、分散型ID技術を用いた知的財産活用支援サービス提供)、LocationMind株式会社(地理空間情報分析AI・衛星信号セキュリティサービス提供)、Visual Alpha株式会社(クラウド型資産運用データ管理サービス提供)の5社が選出された。また、今年日本企業として初めて同国経済省のアクセラレーションプログラムに選出・参加している株式会社Thermalytica(断熱材TIISA®の開発・生産・販売)も同イベントに出展参加する見込みだ。

 

『Nexus2050』公式サイトはこちら: https://www.nexus2050.com/

 

ルクセンブルク政府招待により出展する日本のスタートアップ企業(アルファベット順)

 

 AC Biode株式会社 

材料科学、化学、エレクトロニクスがベースのスタートアップ(京都市)で、京都けいはんなに研究所を構え、ルクセンブルク、英国にも展開している。交流電池・回路開発以外にも、廃プラ・有機廃棄物解重合触媒、吸着剤等を開発、国内外に展開中。

www.acbiode.com

 

 株式会社カーボンフライ

カーボンフライは2022年1月に材料科学者によって設立された、超高品質CNT(カーボンナノチューブ)の開発・量産化を手掛けるスタートアップ。高品質CNTを大量生産する技術開発に成功し、そのCNTは、パウダーだけでなく繊維・フィルムの形態でも提供可能。リチウムイオン電池分野だけでなく、航空宇宙、モビリティ、エネルギーなどあらゆる分野の構造材等での活用が見込まれる。

https://carbonfly.co.jp/en/

 

株式会社kataru

kataru は、ブロックチェーン技術、分散型ID技術を用いて作品の生かしきれなかった知的財産権を可視化、活用できる仕組みを提供し、世界中の誰もが国境や通貨の壁を超え文化に参加できる社会を目指す会社。実際にアグリゲーターやアーティストと共に具体的に知的財産権を可視化するプロジェクトが進行中。

https://www.kataru.io/en

 

LocationMind株式会社

LocationMind株式会社は、位置情報ビッグデータなど地理空間情報の分析による人流・物流の予測・最適化・シミュレーションなどの実現、測位衛星システムに関する信号設計技術を使ったGNSS信号セキュリティサービスを提供する、東京大学発のスタートアップ。

https://locationmind.com/

 

Visual Alpha株式会社

Visual Alpha株式会社は、資産運用の業務効率化を促進するAIを活用した各種プロダクトを展開。運用報告データの自動集計・分析や、ポートフォリオ分析の高度化など機関投資家向けサービスを提供。また、資産運用会社と投資コンサルタント向けサービスとして、非構造化データの自動解析と運用報告レポート資料作成の自動化などで、業務の高度化・効率化を支援。

https://visual-alpha.com/

 

世界各国から参加するスタートアップ向け特別事前プログラム

イベント前日の6月25日には、ルクセンブルクのスタートアップエコシステムについて学ぶプログラムが予定されている。参加者は、同国南部のイノベーション促進機関や大学、研究機関、インキュベーション施設が集積するサイエンス都市エッシュを訪問し、欧州での事業展開に関する情報を得ることができる。さらに夕方からは国内最大のインキュベーション施設「House of Startups」でスタートアップエコシステムのキーパースンやNEXUS2050参加者とのネットワーキングの機会も提供される予定だ。

NEXUS2050終了後にルクセンブルク貿易投資事務所(東京)が開催する交流会では、ルクセンブルク政府やスタートアップ支援機関、日ルク経済交流の関係者や、現地日本企業が招かれ、日本のスタートアップの現地人脈作りを支援する。

ルクセンブルク貿易投資事務所では、海外展開を目指す日本のスタートアップ企業向に、2012年から国内テックイベントへの特別参加プログラムを提供しており、これまで60社以上が参加してきた。

ルクセンブルク貿易投資事務所について

ルクセンブルク貿易投資事務所は、ルクセンブルク外務・対外通商省のグローバルネットワークの一環であり、東京オフィスでは日本企業とルクセンブルクを結ぶ窓口として、ビジネス交流に必要なさまざまなサービスを提供している。

 

本件に関するプレスリリース・お問い合わせ先

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ルクセンブルク貿易投資事務所

担当:松野・中丸・石黒

TEL. 03-3265-9621

EMail. tiotokyo@mae.etat.lu

Web. https://www.investinluxembourg.jp/ja/

Facebookページ. ルクセンブルク貿易投資事務所(東京)

 

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