コロナウィルス感染拡大を受け、ルクセンブルクでは3月16日から外出制限が継続中です。在宅勤務、休校、社会距離の徹底など感染拡大防止対策を現地の人たちは実際どのように実施しているのでしょうか?現地で暮らす日本人の方にご協力頂き、これからレポートしてまいります。
日本でも4月7日に非常事態宣言が7都道府県で出され、外出の自粛が要請されました。これからの過ごし方の参考になる点もあるように思います。
レポーター:
ルクセンブルク在住20年
Haag – 松村 友里江さん
『欧州はもともとマスクをする人が普段は全くいません。花粉が沢山飛ぶ春先でさえ、花粉症で辛いと言っても、マスクをしている人は皆無です。マスクをして予防すると考えるより、薬で症状を抑えたり、他の人がしないので目立つのが嫌でそのまま我慢するか、マスクをするほど悪いのであれば既に外出しないと考える人が多いのかもしれません。ですので、つい2週間程前からようやく少しずつマスクや手袋をしている人を見かけるようになりました。今では約30%位の人がマスクか手袋をしています。マスクをまだ持っていない人が多いため、手袋だけつけている人もいます。手作りマスクをしている人も時々見ます。先週からスーパーの店員さんも手袋やマスクを付けている人が殆どになりました。
私も外出する際は、下記のような手袋をはめるようになりました。
ルクセンブルクはここ数日、最近は良い天気が続いており、春が来たなぁと思わせます。ルクセンブルクは、知らない人でも道ですれ違う時に挨拶したり、レジの店員さんとも挨拶をする習慣があります。
レジに並ぶ際は、ルクセンブルク語の「こんにちは」に当たる「Moien 」(モーヤン: 厳密には英語のMorning と同じ、朝の意味です。)。フランス語の「ボン ジュー」と言ったりします。また会計後の別れ際には「良い日になりますように!」など、お互いに声を掛け合う習慣もあります。
前回のスーパーの店員さんがとても親切で、笑顔の挨拶と共に、私が急いで商品を袋に詰める間も「焦らなくて大丈夫よ。」と声をかけてくれました。ちょっとした優しさに癒されるなぁと、こんな時だからこそ私も笑顔は忘れたく無いなと思った瞬間でした。』
『現地レポート:外出制限下のルクセンブルク 買い物編』はこれで終了です。
『現地レポート:外出制限下のルクセンブルク 買い物編①』はこちらから。
https://www.investinluxembourg.jp/ja/news/shopping-report-from-luxembourg/
『現地レポート: 外出制限下のルクセンブルク 買い物編②』はこちらから
https://www.investinluxembourg.jp/ja/news/shopping-report-from-luxembourg-edition-2/