『ルクセンブルク・日本 宇宙カンファレンス：宇宙における新たな機会と挑戦』を開催しました

11月29日（水）、ルクセンブルグ大公殿下、同王女殿下の国賓訪問行事の一環として、在日ルクセンブルク大公国大使館、及びルクセンブルク貿易投資事務所（東京）は、「ルクセンブルク・日本  宇宙カンファレンス：宇宙における新たな機会と挑戦」を都内プラネタリウム「天空」にて開催いたしました。お蔭様で両国の宇宙セクターより官民学合わせて150名以上の方々にご参加いただきました。ご参加いただいた皆様、ご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました。

本カンファレンスは、宇宙分野でルクセンブルクと日本の更なるビジネス関係強化を図るべく開催されました。ルクセンブルク政府が2016年2月に着手した宇宙資源構想「SpaceResources.lu」をご紹介すると同時に、今日の宇宙産業界における事業環境や法規制の世界的トレンドがもたらす新たなビジネスチャンスや課題について議論しました。「宇宙資源開拓と活用の将来性と課題」をテーマにしたプレゼンテーションセッション、「衛星技術におけるビジネスチャンスの新天地」をテーマにしたパネル・ディスカッションとネットワーキング・レセプションで構成されました。

オープニングでは、ルクセンブルグ大公殿下に開会のご挨拶をいただき、エティエンヌ・シュナイダー副首相兼経済大臣が基調講演を行われました。その後、赤間二郎内閣府副大臣より来賓のご挨拶をいただき、各セッションには両国から各々の分野をリードするスピーカーが登壇しました。

またカンファレンスの中で、両国の企業・研究機関との間で２つの覚書が締結されました。一つはルクセンブルクに今年進出した日本の宇宙ベンチャーispaceとルクセンブルク科学技術研究所（LIST）が月面探査技術の研究協力に関する覚書を結びました。次に、東北大学とルクセンブルク大学との間で、二大学間の学術・学生交流に関する署名された覚書の交換が行われました。

今年はルクセンブルクと日本の国交樹立90周年です。これまで拡大を続けてきた両国の経済交流ですが、今回の宇宙カンファレンスを通じ、新たな交流発展の機会が生まれることを願っております。

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■概要■

日時： 2017年11月29日（水）　9時30分～12時00分

場所：　プラネタリウム『天空』

東京スカイツリータウン・イーストヤード7階

主催：ルクセンブルク経済省 / 在日ルクセンブルク大公国大使館　/ ルクセンブルク経済省貿易投資事務所（東京）

後援：JAXA

協力：コニカミノルタ株式会社

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■プログラム■

9.30       ご挨拶：ルクセンブルク 大公殿下

基調講演：ルクセンブルク副首相 兼 経済大臣　エティエンヌ・シュナイダー

来賓ご挨拶：内閣府副大臣　あかま 二郎　氏

覚書署名／交換

1. 株式会社ispace・ルクセンブルク科学技術研究所(LIST)による覚書署名
2. 東北大学・ルクセンブルク大学による署名済覚書交換

セッション 1 – プレゼンテーション（10.00-11.00）

『宇宙資源開拓と活用の将来性と課題』

登壇者：

ルクセンブルクの宇宙資源構想「SpaceResources.luイニシアティブ」について

ルクセンブルク経済省　研究・知的財産・新テクノロジー局　総局長　マリオ・グロッツ

『JAXAの月惑星探査計画について』

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所副所長

宇宙探査イノベーションハブ長　國中 均 教授

『民間からの宇宙資源産業構築への挑戦』

株式会社ispace Founder & CEO　袴田 武史 氏

『ルクセンブルク大学の宇宙資源に関する研究』

ルクセンブルク大学副学長 博士指導・国際関係・ジェンダー担当　トニー・ヴァン・ダム 教授

『ロボット技術を用いた宇宙資源探査に向けて』

東北大学 大学院工学研究科 航空宇宙工学専攻 教授 株式会社ispace CTO　吉田 和哉 教授

モデレーター: ルクセンブルク政府宇宙資源諮問会議メンバー　ジョルジュ・シュミット

セッション 2 -パネル・ディスカッション（11.00-12.00）

『衛星技術におけるビジネスチャンスの新天地』

登壇者（ルクセンブルク）:

元欧州宇宙機関ディレクター・ジェネラル　ルクセンブルク政府宇宙資源諮問会議メンバー ジャン・ジャック・ドーダン 氏

SES　EMEA・アジア担当 シニア・ヴァイス・プレジデント　フィリップ・グレーズナー 氏

登壇者（日本）:

経済産業省 製造産業局 　宇宙産業室長　　靏田 将範 氏

株式会社産業革新機構 ベンチャー・グロース投資グループ 　ディレクター 　西村 竜彦 氏

三菱電機株式会社 宇宙システム事業部 商用衛星統括 　部長 　林 俊彦 氏

モデレーター: A.T. カーニー株式会社 　プリンシパル 　石田 真康 氏

■補足情報■

国賓訪問の公式写真　（大公宮府ウェブサイト）：

http://www.monarchie.lu/fr/actualites/evenements/2017/11/27112017-japon/index.html

現地主要英語メディア報道：

http://paperjam.lu/news/quatre-accords-signes-avec-le-japon

http://paperjam.lu/communique/suite-et-fin-de-la-visite-detat-au-japon

■お問い合わせ先■

ルクセンブルク貿易投資事務所　松野 / 中丸 / 長窪

tiotokyo@mae.etat.lu

※掲載写真全て ©2017 TERUHISA TAJIRI