ルクセンブルクは民間宇宙活動に理解のある国として注目されています。2016年に民間宇宙資源探査と利活用への道を開く『SpaceResouces.lu』政策を打ち出してから今日までに世界各国の宇宙ベンチャーがルクセンブルクに進出しました。日本の月面探査ベンチャーのispaceも2017年にルクセンブルクに拠点を設けて活動しています。
当事務所はルクセンブルク宇宙局（Luxembourg Space Agency）と協力し、日本企業向けに、ルクセンブルクの宇宙セクターの全容と関連する政策、政府が提供する様々な支援スキームなどをご紹介するウェビナーを以下の通り開催します。また、ispaceよりゲストスピーカーを招き、日本企業からみた現地の事業環境について伺います。是非ご参加くださいますようお願いします。
［概要］
2021年1月26日（火）17時ー18時（日本時間）
ZOOMウェビナー 無料（事前先着登録制/定員80名）
［プログラム］
①日本とルクセンブルクの宇宙関連交流について（ルクセンブルク貿易投資事務所 松野）
②”The Luxembourg space ecosystem” by Charles Koener, Policy Officer, LSA
③”European Space Resources Innovation Center” by Bob Lamboray, Policy Officer, LSA
④(仮題）ルクセンブルクで活動する宇宙スタートアップ ispace (ispace 取締役＆COO 中村貴裕氏）
⑤質疑応答
言語：英語／日本語
＊各スピーカーが英語または日本語でプレゼンします。通訳は原則ありません。
［ゲストスピーカー］
■シャルル・クーナ―氏
ルクセンブルク宇宙局 政策担当官
シャルル・クーナ―氏は、2018年ルクセンブルグ宇宙局に入局。政策担当官としてルクセンブルグの宇宙関連企業のR&Dプロジェクトを主に担当。ルクセンブルクの宇宙産業の発展に貢献するべく、宇宙セクターの企業や革新的なスタートアップ企業との協力を促進し、国内企業およびルクセンブルク進出関心企業と協議している。また、欧州宇宙機関（ESA）の諸委員会および地球観測技術欧州委員会の関連分野において、ルクセンブルクの利益を代表。 LSA入局前は、ルクセンブルクを拠点とするいくつかの企業でエンジニアとして従事。ドイツのカールスルーエ工科大学（KIT）で機械工学の修士号を取得。
■ボブ・ランボレー氏
ルクセンブルク宇宙局 政策担当官
ボブ・ランボレー氏は現在、ルクセンブルク宇宙局（LSA）の政策担当官として、国立大学や他の公的研究センターと協力して地元の人材育成を支援。 また、欧州宇宙機関（ESA）において、科学プログラム委員会（SPC）および有人宇宙飛行、微小重力および探査プログラム委員会（PB-HME）のルクセンブルク代表を務める。
宇宙探査とISRU（In-Situ Resource Utilization）関連のトピックに強い関心を持ち、SpaceResources.luイニシアチブの促進に積極的に関与。 戦略アドバイザーとして欧州宇宙資源イノベーションセンター（ESIRC）をサポート。 LSA入局前は、衛星通信業界で10年以上勤務。ローザンヌのスイス連邦工科大学（EPFL）で電気電子工学の修士号を取得。
■中村 貴裕 氏
株式会社ispace 取締役＆COO
高校生の頃に読んだ科学雑誌(Newton)をきっかけに宇宙に興味を抱く。東京大学大学院で惑星科学を修了後、新卒でアクセンチュアに入社し小売や製造業のSCM領域のコンサルティングに従事。その後リクルートに転じ、新規事業開発室にて自ら企画・立案した事業の立ち上げを経験。2011年からチーム「HAKUTO」の活動に関わる中で、社会的意義があり次の世代に引き継げるような全く新しい産業構築への思いが強くなり2015年にispaceにフルコミット。取締役COOとしてビジネス全体に責任を持ち、新たなビジネススキームの開発、顧客開拓、政府リレーション、人材採用を主導。また、2017年に日本では過去最高額となる103.5億円のseriesA資金調達を実施。
［お申込み］
以下のPeatixイベントページから「チケット購入」（無料）の手続きをお願いします：
https://luxembourg-space.peatix.com/
お申込み期限は 2021年1月26日火曜日正午まで
[主催・お問い合わせ先]
ルクセンブルク貿易投資事務所 担当：松野・中丸・石黒
HP: https://www.investinluxembourg.jp/ja/
Tel： 03-3265-9621
e-mail： tiotokyo@mae.etat.lu