ルクセンブルク経済省が提供するアクセラレーションプログラム『Fit-4-Start』(第11回)。日本から応募した株式会社ワープスペースが予選を通過し、最終選考会に進出する事が決まった。最終選考会では、5月17日~21日にオンラインによるピッチと質疑応答が予定されている。その選考結果をもって、5月27日に採択企業が発表される予定。採択された企業は2021年6月―12月までアクセラレーションプログラムに参加し、欧州市場での本格的なビジネス展開を目指す。
株式会社ワープスペースについて
人工衛星向け光通信サービスや小型衛星向けモジュール開発を行う、筑波大学発のスタートアップ。
同社は大学衛星としてJAXAの公募に採択され、これまで計2機の超小型人工衛星の打ち上げを経験している。宇宙に関する高い専門性、JAXAをはじめとした研究機関とのパートナーシップ、筑波が擁する豊富な実験設備を強みとし宇宙開発事業を推進している。現在は、2022年末の打ち上げを予定している世界初の衛星間光通信ネットワークサービス「WarpHub InterSat」向けの小型光中継衛星の開発を行なっている。
2021年4月には、スパークス・イノベーション・フォー・フューチャー、KSK Angel Fund、SMBCベンチャーキャピタルを引受先とした第三者割当増資による4億円の資金調達を実施した。
HP:https://www.warpspace.jp/about_us/
『Fit 4 Start』とは?
2015年の開始以来、回数を重ねるごとに世界中から注目度が増しており、累計80か国/1800社以上から応募があった。これまで革新的スタートアップ計78社を支援し、ルクセンブルクを拠点に欧州市場展開に成功する事例を生み出してきた。
『Fit 4 Start』参加の主なメリット
- 6か月間、専任のコーチのもと欧州市場向け製品やサービス、ビジネスモデルの開発を行う。
- ルクセンブルクを代表するインキュベーション施設のコワーキングスペースへの自由なアクセス
- リーンスタートアップ専任コーチや関連機関によるネットワーキング支援
- 最大15万ユーロまでの資金援助あり
その他、お問い合わせは、ルクセンブルク貿易投資事務所(松野/中丸/石黒)まで。
ルクセンブルク貿易投資事務所(東京)
TEL:03-3265-9621/EMAIL:tiotokyo@mae.etat.lu/
URL : www.investinluxembourg.jp